儚菜いろは
概要
第2回農園公式マスコットキャラ企画に応募された、マスコット候補の一人。
儚菜いろは
「えへへ…、いろは頑張って描いてみました!」
チューリップの花のようなドレスが特徴の女の子。
見た目はチューリップの妖精そのもの。
歌をうたう事や本を読む事、絵を描く事が大好きで、いつも手に持っている「絵筆傘(えふでかさ)」で魔法陣のように絵を描いている。描いた絵は実際に動かす事も出来る。
元々は別世界で夢も希望もなく、毎日を送っていた普通の人間であったが、日々救いを求め願っていたら、いつの間にか農園に迷い込み、そのまま暮らすようになった。
「あった。ここが理想のセカイだ。」
■性格・好きな食べ物
やさしさで満ちる昼と、想いが染み込む夜を生きている。おっとりして健気。繊細な感受性を持ち、好奇心が旺盛。オムライスといちごのショートケーキが好き。
悩んで黙り込んでる時、こんこちゃんが何も聞かずに、いちごのサンドイッチを半分こしてくれた事から好きになった。好きなものはなんでも絵文字で表現する。正義感が強く、ごくまれに暴走してしまう。
【昼(陽)のすがた】
やさしく穏やか。芸術を愛し、花と語らい、絵を描くように魔法を紡ぐ。
あたたかな太陽の様に色んな人を全肯定して癒している。
【夜(陰)のすがた】
悲しみや正義感に呑まれ冷徹な判断を下す神の遣い“天狐(てんこ)”のような存在。
無表情・涙・虚ろな瞳で目が赤く光り、髪の濡羽色(ぬればいろ)が闇に溶ける。
夜のすがたになると、いろはの飲み込まれた感情の様に、スカート全体が似せ紫色に染まっていき、頭の上のエコモンくん(天子バージョン)が赤い月のすがたに変化する。
また、狐の耳やしっぽが妖力の様に浮かび上がっていく。持ち前の想像力で羽を生やして飛んでいけるらしい。
冷徹といっても悪意がある訳ではなく、ちくちくしていない理想郷を守るためのやむを得ない感情である。こんこちゃんと交代で監視塔の仕事をしており、主に夜勤を担当している。
夜勤中は絵筆傘を魔法の杖の様に使い、農園の天候や時間、季節すらも操る事が出来る。
その際もエコモンくん(天子バージョン)がいろはの変えたい天候や時刻、季節のすがたに変化する。
因みに感情としての昼(陽)と夜(陰)であり、時刻の昼夜と必ずしも連動している訳では
ない。
――やさしさゆえに、たくさんの想いをつい、ひとりで抱えこんでしまうけれど……
わたし、この世界には守りたいものがあるって、信じてる。だから、強く生きていきたい。
陽だまりの昼に笑って、静かな風の夜に祈って、
わたしは今日も、世界の片隅で可憐に咲き誇りたい。\
――だから、明日を絵描くため、今日という一歩を踏み出していきたいんだ…。
■解説・あとがき
・衣装デザイン
キャラクターが一本のチューリップの花のドレスを纏っている様なイメージでデザインしました。スカート部分はチューリップ・百合・蓮の3つの花を掛け合わせました。色彩設計にも工夫をしており、可憐に咲き誇る1本の花のような柔らかな色彩にまとめました。色も和名から選び、色それぞれが持つ意味を考慮し配色ました。
・儚菜いろはという名前
いろはの名前の選んだ理由は、お絵描き然り、プログラム然り、創作という事の原点に立ち返り、物事のはじまりを意識した名前、いろは歌から引用しました。また、いろは歌も暗号が込められているという解釈もあることから、二次創作とかもしてかわいがって欲しいと思いも込めました。黒髪長髪な設定も日本最古のものがたり文学と云われている竹取物語のかぐや姫や、最古のライトノベルや最古の同人誌と云われている紫式部の「源氏物語」に登場しそうな女性をモチーフとしています。先輩方が作った偉大な作品に敬意を込め、こういった要素を取り入れました。儚という漢字を入れたのは人の夢と書いて儚という感じが創作のイメージに合っていたので、語呂遊びで儚菜いろはという名前を完成させました。
・夜のすがた
要素の一部に関西で語り継がれている民俗文化「狐の嫁入り」をモチーフにしています。関西では通り雨の事を狐の嫁入りと呼ぶ地方があるのですが、いろはの気象を操る力もこれと絡めました。天狐(てんこ)要素は様々な意味があるのですが、農園のケモナー要素と絡めてたりしています。
・いろはの農園に来た背景
これは農園に異世界転生した設定なら没入感が高そうだなってところから設定しました。
まだまだ、二次創作展開しやすいように色んな隠し要素を取り入れていますので、色んな解釈をしていろはをかわいがってやってください!
